箱根の自然を体験する新しいミュージアムのかたち

箱根大涌谷にMMDで企画、設計を担当した、今までにない、新たなかたちのミュージアム「ちきゅうの谷」。
MMDは、箱根ロープウェイ沿線全体を箱根の自然を体験できるミュージアムとしてブランディングを行いました。大涌谷の特別な自然を「見る」ではなく「体験」できる施設を通して、世界でも他にはない噴気が立ち上る谷を越えるロープウェイの体験に結びつけることで、新しいミュージアムの形を実現しました。

クライアント:株式会社小田急箱根、箱根プレザントサービス株式会社
企画:MMD株式会社
設計:MMD株式会社
VI/CI:MMD株式会社(グラフィックデザイン協力:KAAKA)


風の輪テラス
大涌谷特有の強い風を体験できる直径約 18mの回遊テラス。 床のパンチングメタルを通して、風が円を描くように全身を吹き抜けます。風の音の迫力を感じながら地球や自然とのつながりを体験できます。


息吹のデッキ
大涌谷の壮大な自然の絶景を間近に感じられる床がガラス張りのデッキ。足元から大涌谷の噴煙が立ち上がり、刻々と変化する大涌谷の景色とにおいを通して大地の息吹を感じられます。



大空のほとり
ロープウェイの間近でショップで購入した軽飲食とともに、大涌谷の景色を眺めることができる開放的な広場です。天気の良い日は、相模湾や東京都心のビル群まで見通すことができます。



岩の巣ベンチ
荒々しい大涌谷の景色へとつながり、自然との一体感を感じられる岩のベンチ。固く見えて、実は柔らかいウレタンベンチで、一休みできます。



谷のマルシェ

大涌谷での体験の思い出を持ち帰ることができるショップ。屋外〜店舗外観〜内部まで体験が連続するデザインで、訪れた人をショップの中まで誘導します。





ちきゅうの谷
ブランディングからネーミングなどのデザインプロデュースを MMDで担当し、それを元にグラフィックデザイナーと共にロゴデザインを作成。大涌谷の景観やごつごつとした岩肌をグラフィックで表現しました。